みなさまこんにちは。京都のライター・ナガオヨウコです。
またまた、「ちょっと変わってるけど、ちゃんと美味しい」ものを見つけたのでレポートいたします。
それは「肉どら焼き」です!
▲コーヒー焙煎所カフェ「Okaffe(オカフェ) kyoto 嵐山」
お店があるのは、京都を代表する観光地・嵐山。
▲嵐山・渡月橋から、お店のある中之島を臨む
京福嵐山本線または阪急嵐山線の嵐山駅から徒歩約5分、桂川の中之島地区にあります。
桂川にかかる渡月橋を東に渡ると寺社仏閣や竹林の小径など観光スポットがあり、みやげもの店が数多く並んでいるのですが、こちらは落ち着いた散策道なんですよ。
▲カウンターの奥に竹が見えるのが嵐山っぽい
こちらの「Okaffe kyoto 嵐山」は2019年7月オープン。
京都の繁華街・四条烏丸にある「Okaffe kyoto」の2号店です。
1号店は昔ながらの喫茶店といった雰囲気ですが、こちらはスタイリッシュ。
▲“バリスタ界のエンターテイナー”、オーナーの岡田章宏さん
カメラを向けると、ビシッとポーズ!
オーナーの岡田章宏さんは、「ジャパンバリスタチャンピオンシップ2008-2009」、つまりはコーヒーをいれるコンテストで優勝した腕前の持ち主。
国内外でも数々のタイトルを獲得した、コーヒーのプロなんです!
岡田さん:僕は、お笑いも悪ふざけも大好き(笑)。美味しいのは当たり前。コーヒーショップにはエンターテインメント性も必要だと思っています。
目で見て楽しい、味わって感動する。そんな、エンタメ感のあるコーヒーショップを目指しています。
店長の山本順平さんは、焙煎士&バリスタ。
ドイツでバリスタとして修業。
フィンランド人オーナーの現地のロースター(焙煎所も兼ねたカフェ)ではヘッドバリスタ・焙煎士・品質管理責任者・卸先へのトレーニングを担当した、これまた凄腕の持ち主です。
山本さん:オーナーは、バリスタとしての腕も、お客さんを楽しませる術もスゴい。そもそも僕は「オーナーみたいになりたい」とコーヒーの世界に入りましたが、まあ無理ということがわかりまして(笑)。別のキャラクターでいきたいと思います。
勝手ながら、「可愛がりたくなる若い青年だけど、実はしっかり者」というキャラなのかな? と感じました。
岡田さん:僕ね、コーヒーに一番合うのはどら焼きだと思っているんです。
えっ? どら焼き??
でも、どら焼きを提供しているコーヒー店ってあまり聞いたことないんですけど……。
岡田さん:本店では、メニューに普通のどら焼きを置いています。こちら嵐山店は、もっとエンタメ感を加速したいと思い、こんなどら焼きを開発しました。
▲パンどら<お肉>(850円)
なんと、ハンバーグをはさんだ「肉どら焼き」です!!
どら焼きの生地に、ハンバーグがドカン!
ハンバーグは「京都ぽーく」という銘柄豚100%。
旨みが十分なのに、あと口があっさりしているとあり、京都の有名レストランなどでも使われています。
肉の上部に見える白っぽいクリームは、なんと白味噌&みりん。
京都のお雑煮は甘い白味噌ベースなのですが、ハンバーグの上で白味噌に出会うとは。
そしてアクセントに、粒マスタードと山椒の葉が入っています。
かぶりつくと、パンケーキみたいな生地、豚ハンバーグの肉っぷり、白味噌の甘みが一体となって口の中に入ってきます。
これは、かなりウマーーイ!!!
岡田さん:どら焼きの生地は甘めに作っています。甘いパンケーキって、ハンバーグなどのお肉にも合いますよね。とはいえ、僕はバリスタでスイーツの専門家ではない。生地は和菓子が絶品の「kashiya」の藤田怜美(さとみ)さん、ハンバーグは本店近くの専門店オーナーなど、プロの友人たちにアドバイスをもらいながら開発しました。
▲パンどら<抹茶>(450円)
どら焼きは、本店と同じく、粒あんと抹茶も揃えています。
岡田さん:こちら嵐山店は、焙煎所カフェ。日本初の7kgローリングスマートロースターを置いています。コーヒー豆の個性を最大限に引き出してくれる焙煎機なんですよ。
店内で焙煎されたコーヒー豆。
左は、あっさりしていて酸味が感じられる「パナマ エスメラルダ ゲイシャ」。
右は、華やかながらすっきり感のある「パーティブレンド」。
山本さん:コーヒーは、豆の種類や焙煎具合で、まったく違う味わいになるんですよ。ひと粒、かじってみてください。
コーヒー豆、かじってみました。
それぞれを食べてみると、豆の個性をストレートに感じることができます。
コーヒー豆って、見た目はほとんど同じですが、全っ然違うんですね。
では、コーヒーもお願いしちゃおうかな!
どら焼きの生地が甘めなので、深煎りで濃いめの「ダンディブレンド」にします。
コーヒーは500円〜。
ブレンド2種類のほか、ひとつの農園で栽培された豆だけを使ったシングルオリジンなどもありますよ。
私が選んだ「ダンディブレンド」は、グッと濃いめ。
京都で昔から好まれている味です。
甘いのにおかずっぽい肉どら焼きとも、かなーーり合います。
これは新発見!
京都のライターとしての個人的意見ですが、観光で京都に来たなら、まずは濃いめコーヒーを味わっていただきたい!
そして、コーヒーと肉どら焼きとの相性も確かめていただきたい!
京都みやげにコーヒー豆、という粋な買い物もしていただきたい!
▲テイクアウトも可
お店の目の前は、桂川。
川の流れを眺めながらコーヒータイムというのもおすすめです。
お店情報
Okaffe kyoto 嵐山
住所:京都府京都市右京区嵯峨中ノ島町官有地 朝乃家内
電話番号:075-756-2997
営業時間:10:00〜17:00
定休日:無休
書いた人:ナガオヨウコ
ライター歴22年、京都在住のフリーライター。食、手芸、子育て、京都関連の雑誌や書籍、webに執筆中。10年間続けている自然農業の畑では、20~30種の野菜やハーブ、花を栽培。
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