ロッテは21日、元中日でオリオールズとマーリンズでも活躍したチェン・ウェイン投手の獲得を発表した。これで、支配下選出登録枠の上限70人に到達。今季はシーズン中の補強がことごとく当たっているだけに、元メジャー左腕の加入で首位ソフトバンクの追撃態勢を加速させる。
支配下登録枠が上限の70人に…元メジャー左腕の加入はさらなる追い風に?
ロッテは21日、元中日でオリオールズとマーリンズでも活躍したチェン・ウェイン投手の獲得を発表した。これで、支配下選出登録枠の上限70人に到達。今季はシーズン中の補強がことごとく当たっているだけに、元メジャー左腕の加入で首位ソフトバンクの追撃態勢を加速させる。
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現在2位のロッテは、1.5ゲーム差でソフトバンクを追う。重要度が増してくるシーズン終盤に向け、「最後の一手」は大物左腕の獲得だった。チェンは2004年から11年まで中日でプレーし通算127試合に登板し36勝30敗1セーブ、防御率2.59をマーク。12年に海を渡り、オリオールズとマーリンズで通算219試合に登板し59勝51敗、防御率4.18の成績を残した。日本での経験は十分で、実績も申し分ない。
ロッテは今季、積極的に補強を進めてきた。主なところでは、昨季限りで阪神を退団した鳥谷敬内野手が3月に入団。ベテランの加入は大きな話題を呼んだ。開幕前の6月1日には、育成だった和田康士朗外野手を支配下登録。その和田は持ち味の快速を生かし、18盗塁を記録するなど大きな戦力になっている。さらに今月には、巨人とのトレードで澤村拓一投手が加入。ここまで4試合連続無失点の好投を見せており、20日の日本ハム戦(札幌ドーム)では移籍後初セーブを挙げた。
新たな戦力がチームの勝利につながっている好循環が、首位をうかがう快進撃の一因にも。新型コロナウイルス感染拡大の影響で開幕が3か月遅れ、120試合に短縮された異例のシーズン。残り3分の1の40試合前後となる中で、大物の参戦は自チームだけでなく、ライバル球団に与える影響も少なくないはずだ。
チェンは球団を通じて「マリーンズに入団できて、とても嬉しく思います。日本一になれるように全力で頑張ります。ZOZOマリンスタジアムはなんといっても風ですね。風を上手く生かした投球が出来ればと思います」とのコメントを発表。この電撃加入がマリンのさらなる追い風となれば、15年ぶりのリーグ優勝もぐっと近づく。
(Full-Count編集部)
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