ITTFファイナルズ<11月19~22日/中国・威海> 大会初日の11月19日、女子シングルス1回戦で石川佳純(全農/世界ランク9位)がソヒョウォン(韓国/同23位)に1-4で敗れて初戦敗退。準々決勝進出を逃した。 【試合映像】ITTFファイナルズ 石川佳純 vs ソ ヒョウォン<女子シングルス1回戦> 先週行われた女子ワールドカップの1回戦でも石川はソヒョウォンと対戦し、ミスのないカット打ちで4-0と完勝。通算成績でも勝ち越しており石川にとっては分の良い相手のはずだった。 第1ゲーム、カットではなくフォアドライブを多用し、攻めのプレーで石川に揺さぶりをかけてきたカットマンのソヒョウォン。石川リードの4-3から6連続ポイントで4-9と突き放した。しかし、ソの攻撃にも動じず冷静にドライブで攻めた石川が4連取で8-9とし、ここで韓国ベンチがタイムアウト。逆転したい石川だったが、タイムアウト後のプレーでソにフォアドライブを決められ、第1ゲームを落とす。 第2ゲームは徹底的に相手のバックサイドとミドルにドライブを集めた石川。フォアサイドへのボールとツッツキをしないことでソのドライブ攻撃を封じる作戦だ。この戦術が功を奏し、一方的な展開で石川が11-3とゲームを奪い返す。
第3ゲームは、ツッツキも織り交ぜ相手を前後に揺さぶる作戦に変更した石川だが、逆に自分のペースを乱してしまう結果に。らしくないミスで相手にリードを許し、点が欲しいためにドライブを強引に決めにいってしまいミスが出る。最後の1本も安全につないだはずのドライブがオーバーミスとなり、第3ゲームを失う。 第4ゲームも迷いの見えるプレーとなってしまった石川。終盤はプレーも精彩を欠き、5-5からの6連続失点でゲームを奪われる。 これで石川はゲームカウント1-3とあとがなくなってしまう。第5ゲームは序盤でリードするも、4-3から3連続失点。4-6となったところで石川ベンチがタイムアウトをとるが、流れは変わらず、最後までソのカットとドライブの連係に苦しみ、5-11で敗れた。
【ITTFファイナルズ】 <女子シングルス1回戦> 石川佳純 1-4 ソ ヒョウォン(韓国) 8‐11/11-3/9-11/5-11/5-11
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