【ジュネーブ=杉野謙太郎】国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長は21日、IOC委員と電話会議を行い、新型コロナウイルスの影響で実施を危ぶむ声が出ている今夏の東京五輪について、改めて開催に向けた意欲を示した。複数の関係者が明らかにした。
委員からは、感染防止策として観客数を制限する可能性について、見解を問う声が上がり、IOC側は、「日本側は有観客でやりたいと言っているが、どうすべきか決断する時が来るだろう」と述べたという。
また、IOCが費用の負担を表明している参加選手へのワクチンの接種について、委員からはワクチンが遅滞なく供給されることを求める意見も出たという。
IOCは22日に各国・地域オリンピック委員会(NOC)、25日に各国際競技連盟(IF)を対象とした会議を開く。
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