米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平（２６）は１５日（日本時間１６日）に年俸調停の権利を保有する選手と所属球団が希望額を提出する期限を迎える。調停を回避し、年俸を抑えられてきた昨季までのメジャー３年間から大幅増額となるかどうかに注目が集まる。
期限までに球団と合意しなければ、年俸調停委員会の裁定に持ち込まれる。年俸調停権は出場登録が３年以上６年未満の選手に与えられ、大谷は今オフに得ていた。
プロ野球日本ハム時代は投打の「二刀流」で２億ドル（約２０８億円）超の価値があるとされた。だが、２３歳での渡米となり、労使協定の年齢制限で１年目の年俸は最低保障の５４万５０００ドル、２年目は６５万ドル、昨季は７０万ドル（試合数に比例し、約３７％に減額）にとどまっていた。自身の最高年俸は日本ハム最終年の２０１７年の推定２億７０００万円。
新型コロナウイルス禍で大リーグ球団は経営難で、選手契約は全般的に抑制傾向にある。球団公式サイトは「二刀流選手として興味深いケース」とし、３００万ドルでの契約を予想している。（共同）
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