巨人の元木大介ヘッドコーチが9日、大阪・豊中市内でトークショーを行い、今オフのメジャー挑戦を封印した菅野智之投手について言及した。
ポスティングシステムを使い、移籍交渉を続けてきた無双エースが前日8日に残留を決断。移籍か、残留かでは天と地ほどの違いがあるだけに、元木ヘッドは「いやあ、良かったね。ヘッドコーチとして残ってくれたのは本当にうれしい。良かった」と喜びをかみ締めた。もちろん、一人の野球人としては「メジャーに挑戦して、一緒に戦った智之が何勝できるか見てみたい」との思いもあったが、ヘッドとしては残留は何にもまさる吉報だ。
しかも、2019年の昨オフには最多勝(15勝)、最多奪三振(188)、最高勝率(7割8分9厘)の投手3冠に輝いた山口俊がブルージェイズにポスティング移籍。菅野も…となれば、2年連続で先発ローテの柱を失う事態でもあった。
それだけに、チームをマネジメントする立場としては、こんな?本音?も漏れた。
「(昨季の菅野が開幕から)13連勝して貯金も10以上(12個)あった。それがなくなると厳しい…。前の年に山口俊がいなくなって、2人いなくなったら大変」
個人的にはメジャーのマウンドで躍動する姿も見てみたいが、管理職としてはかなり困る…。菅野の?英断?にチーム内には安堵感が広がっている。
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