京都市は8月10日、米国のHi-Rez Studioと連携し、オンラインゲーム『Rogue Company(ローグカンパニー)』を通じて京都を発信する取り組みを発表した。京都とコラボレーションしたシーズンが開始され、京都を題材にしたマップなどが登場する。
『Rogue Company』は傭兵として戦う三人称視点の戦術アクションシューター。プレイヤーは専用スキルや武器、ガジェットが異なるエージェントから1体を選び、4対4や6対6のチーム戦に挑む。ゲームモードとしては、地点確保を競うキング・オブ・ザ・ヒルや生存を懸けて戦うストライクアウト、爆弾を設置・解除するデモリッションなどが存在。ランク戦に挑んでの腕試しや、バラエティ豊富な期間限定モードも存在する。本作は2020年9月にオープンベータテストを開始して以来、北米・欧州を中心に世界で2000万人以上のユーザー数を獲得。堅実に支持を集めているシューターとなっている。
『Rogue Company』では8月10日よりシーズン3が開始され、新たなマップ「本丸御殿(Palace : Kyoto City Japan)」が追加される。このシーズン3は、京都をイメージした日本シーズンとして制作された。 京都市はHi-Rez Studio に対し、京都の史跡や文化財等に関する情報提供をおこなうなどして提携したとのこと。隅々まで作りこまれた、日本の伝統ある建築様式や色鮮やかな庭園をバックに戦いを繰り広げることができるようだ。
なおシーズン3のバトルパスについて、収益の5%が二条城の保全のために用いられるという。ほか、シーズン3のリリース後、『Rogue Company』の公式Twitterアカウントでは全世界のユーザーに対し京都の魅力を伝え、京都を応援するための寄付金を募る取り組みが続けられるとのことだ。今回のコラボレーションは、新型コロナウイルス感染症の拡大により京都への国内外からの観光客数が減少するなか、国内コンサルタント会社の仲立ちにより、京都市とHi-Rez Studioがつながったことで実現したという。京都市は、従来とは異なるかたちで新たに国内外の京都のファンとつながり、地域の活性化につなげていきたいとの考えを示している。
『Rogue Company』はPC(Steam/Epic Gamesストア)およびPS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One/Nintendo Switchにて、基本プレイ無料で配信中。
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