エフフォーリアは美浦・鹿戸雄一厩舎の3歳牡馬で、父エピファネイア、母ケイティーズハート(母の父ハーツクライ)。通算成績は6戦5勝。
レース後のコメント
1着 エフフォーリア(横山武史騎手)
「ダービーのこともあって、人生で初めて嬉し泣きしました。コロナ禍でも競馬場に入れる人数が増えていて、その中で競馬に乗れることに感謝したいです。ファンの皆様の前で勝てて本当に良かったです。スタートは上手いですし、競馬も器用なので、僕は本当に馬の邪魔をしないように馬の力を信じて乗るだけだと思いました。
道中も理想的なポジションでしたし、変にインにこだわらないで、多少外を回ってもいい、という思いで乗りました。2週続けてGIを勝たせて頂けたのは、タイトルホルダーもエフフォーリアもどちらも良い馬ですし、こんな良い馬を任せて頂いた関係者、オーナーの皆様に感謝しています。(親子三代制覇は)デビューした時に勝ちたいGIとして天皇賞(春)を親子三代制覇できるかなと挙げていたのですが、今回(秋)ですが、親子三代で勝つことを達成できたのは本当に良かったと思います」
(鹿戸雄一調教師)
「初めての古馬との対戦でしたが、スタートの上手な馬なので、前々でレースができると思って安心して見ていました。ダービーではオーナーはじめ、厩舎スタッフみんな悔しい思いをしてきたので、みんなで力を合わせてここまでやってきました。馬は春と比べてだいぶ体つきも筋肉質になってひと回り大きくなってパワーがついたというか、見栄えのする馬になりました。
オーナーや牧場などみんなと相談して、このレースを選択したのがベストの選択だったと思います。(19年ぶりの3歳馬の勝利について)僕もシンボリクリスエスに少し携わっていましたが、素晴らしい馬でした。この馬も少しでも近づけたら、と思っていました。よく頑張ってくれました。藤沢先生にも大変お世話になって、追いつけはしないんですが、少しは近づけたかなと思っています。レース後は『おめでとう』と声を掛けて頂きました。すごく嬉しいです」
2着 コントレイル(福永祐一騎手)
「スタートは練習していたのですが、ゲートの中の体勢が良くなかったです。それでも上手く出てはくれましたが、理想は勝ち馬のポジションで、スタートを上手に切ることが必須条件ですからね。
道中はタメがきき、最後もいけると思ったのですが、あと100mで差が詰まらず、苦しくなって内にモタれる仕草を見せていました。休み明けでも状態は素晴らしかったですし、ゲート以外は良かったです。なんとしても勝ちたい気持ちがあったのですが...」
3着 グランアレグリア(C.ルメール騎手)
「すごく良いスタートで、楽に前につけられました。息も入り、それほど力を使いませんでした。ただ、柔らかい馬場で、いつもと反応が違いましたし、2000mも少し長かったです。1600mの方が良いと思います」
4着 サンレイポケット(鮫島克駿騎手)
「ここを目標に、素晴らしい仕上がりでした。ベストか、それ以上の走りができました。上位3頭は日本のトップホースで、一角を崩せなかったのは悔しいですが、この馬と今後は強い相手を負かせるよう、自分自身技術を向上させたいです」
5着 ヒシイグアス(松山弘平騎手)
「枠順が外でしたからね。その中でも勝ち馬を見てレースを運べました。ラストも苦しくなりましたが、よく5着まで頑張ってくれました」
7着 ペルシアンナイト(大野拓弥騎手)
「後方で脚をためていきました。展開は向きませんでしたが、鋭い脚を見せてくれました」
11着 ワールドプレミア(友道康夫調教師)
「ゲートで挟まれてあの位置になりました。もう少し前の位置につけられればもう少し着順が上げられたと思います。最後は伸びていましたし、ここを使って次は良くなると思います」
12着 カレンブーケドール(戸崎圭太騎手)
「追い切りの時点から具合が良さそうでした。力みなく柔らかみのある良いフットワークでしたが、3コーナーで馬の後ろに入りたがって、内にささる感じがありました。修正しながらギアを上げたのですが、反応がもうひとつでした」
ラジオNIKKEI
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