中日の福敬登投手(29)が16日、名古屋市内の球団施設で契約更改交渉に臨み、1400万円増の推定年俸6000万円でサイン。交渉後の会見で福は、自身のSNSに「殺害予告」が来ていたことを自ら明かし、改善を訴えた。
会見の最後。来季の目標を問われた際のことだった。福は「僕、個人としてのファンの皆さんに対するお願いが」と自ら切り出し、語り始めた。今季も自身のSNSを使い、ファンに情報発信していたが「シーズン中に、打たれた試合になると、おびただしい数の殺害予告が来ます」と吐露。その上で「個人のSNSなので個人の問題としてとらえないといけないが、殺害予告など、家族の身の危険を感じるような文言を直接的に送ってくる方もいらっしゃる。それが負けているときに感情的になって送ってくるのも分からないこともないが、やはり選手は心を痛めます。見ていて、これが冗談なのか、違うのかは受け取り手の問題」と投げかけ、選手に大きな影響を与えていることを説明した。
他にも同様の被害を受けている選手がいるようで、今回の件も含めて、福はすでに球団にも相談しているといい「この場を借りて、ファンの方々にお願いしたいのは、オープンな状態で、あまりにも度が過ぎているツイート、コメント等に関しては、僕たちを守るため、ファンの皆様に助けを求めたい。報告をしていただいて、ツイート自体の削除要請。これは言い過ぎだろうというものに関しては、選手を守るために時間を使って頂きたい」と訴えた。
福は今季で3年連続50試合登板を果たした左腕で、昨年は最優秀中継ぎ投手のタイトルを獲得している。
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