欧州予選のグループリーグでは最終節にスイスに首位を譲り、2位でプレーオフへ。過酷な2試合連続一発勝負となり、準決勝で北マケドニアに挑んだ。終始試合を支配し、90分間でシュート数は30本以上。しかし守りに徹した北マケドニアのカウンターを食らい、0-1で試合終了。2大会連続のW杯予選敗退が決まってしまった。
試合後、ベッラッティは「理解することは難しい。われわれが試合を支配していたし、勝つべきだった。勝たなければいけなかった」と悔しさをにじませる。「優位に立っていたのだから、もっとうまくやれたんだ。これがサッカーだ。説明するのは難しい。悪夢だよ」。29歳の司令塔は、所属クラブのパリSGでもUEFAチャンピオンズリーグでレアル・マドリーに劇的逆転負け。改めてサッカーの難しさを説いた。
けっして力がなかったわけではない。しかし、勝敗はついた。「ロッカールームを見渡すとわかるが、本大会に挑むべき選手たちが揃っている。だが、ここでは無惨な敗退について話さなければいけない。“ヒーロー”は“ゼロ”になった。つらいことだ」と無念さを語った。
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