ソフトバンクが今季2度目のサヨナラ負けを喫した。今季最大4点リードから逆転され、今季2度目の3連敗。藤本博史監督(58)は「一番、こういう試合が落としちゃいけない試合やからね」とガックリ肩を落とした。

また1発に泣いた。6-2の9回。抑えのモイネロを投入も、味方の失策なども絡んで暴投で3点差。さらに2死一、二塁で西川に痛恨の同点3ランを許した。指揮官は「モイネロが行って打たれたらしょうがないよね。ただ、リード面は考えないかんよね。あそこはホームランが一番いけないところやから。その前の西武戦でも山川に1発で仕留められているわけやから」と、バッテリーに苦言を呈した。

チームはこれでリーグ最多の25被本塁打。27、28日の西武戦ではともに初回に山川に決勝3ランを浴びて連敗。この日も、西川に今季4試合で3本目となる手痛い1発を献上。藤本監督は「あそこは1発で同点というところ。ヒットやったらまだチャンスあるわけやから。警戒心を持っていかないと、こういう形になってしまうよね」と、厳しい口調だった。

敵地で首位楽天に迫るはずが、今季最大の3ゲーム差を付けられた。楽天には1勝3敗となり、4月は9勝11敗1分けと負け越した。藤本監督は「切り替えていくしかないんで。明日頑張りましょう」と、足早に会見を切り上げた。【山本大地】

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