6回降雨コールドで、阪神が今季始めて広島に同一カード3連勝をした。8月11日以来、5割復帰をした。近本がソロを含む4安打と活躍し、先発才木が6回無失点に抑えた。
矢野監督と報道陣のやりとりは以下の通り。
―先発の才木は6回無失点。
「申し分なくね、本当にいつものいいストレートと、きょうはフォークもすごくよかったのでね、三振も取れましたし。間隔を空けた中で、毎回いい投球をしてくれています」
―打線は6回途中まで13安打で8得点。
「欲を言えばね、前半にもうちょっとね、点を取って、いい流れでというところが欲しかったと思いますけど。中盤以降、チカ(近本)に久しぶりにホームランが出ましたし、打線もね、つながったというところがあったので。よかったかなと思います」
―きょうも大山のバットで先制、そして追加点。
「打点もどんどん増えていますし。もちろんテル(佐藤輝)にも打ってもらいたいですけど、今、悠輔(大山)が引っ張ってくれているんでね。そういうところでは悠輔の前に、しっかり(走者を)ためていきたいと思います」
―その佐藤輝にも打点3がついた。
「内容的には、もっともっと良くなってほしい、というのはあるんですけど。まあでも1本でバッターは変わるところもあるんで。そういうところでは1本出て良かったなと思います」
―雨にほんろうされながら、4位広島に同一カード3連勝。
「今年はずっと広島にやられて悔しい思いをしてきたんでね。この終盤で3つ勝てたのは本当に大きい。あしたからジャイアンツを迎えるんでね、そういうところでも、投手陣も万全の状態でいけると思うんでね、本当にいい(形で)3つ勝てたなと思います」
―才木は走者を背負ってから三振で終わる回が多かった。
「三振は前に飛ばせないわけだから、それ以上のアウトはないとと思うんでね。才木自身もそういうピッチャーになりたいと思ってるだろうし。狙って三振を取るっていう、そういうピッチャーになっていってもらえるような素材なんで。そういう投球がしっかりできたかなと思います」
―QS(6回以上投げて自責3以下)が続く中で中身も良くなっている。
「才木らしいまっすぐをずっと投げられている。それが軸になりながら、変化球を交えながらっていうところで。今日もフォークがいい武器になっていた。広島も(才木と)初めて(の対戦)なんで、打ちにくそうにしてるなっていうのは見て思ってました」
―追加点が欲しいところで近本の一発。
「前半もね、もうちょっと点ほしいなというところで取れなかったので。チカ(近本)のホームランと、あそこで1点で終わらずにジュニアももう1点取れたので。相手に与えるダメージというか、そういうのがある流れの作ったチカのホームランだったかなと思います」
―中軸で点が取れたことは今後にプラス。
「(佐藤)輝には、まだまだ状態を上げてもらわないと。上げていってもらいたいし、(大山)悠輔がいい状態で、チカもあれくらい(4安打)出るといい攻撃が出来ると思うので。まあ、あとは(中野)拓夢がもうちょっと上がってこれば申し分ないかな」
―巨人戦に向けても大きな3連勝。
「そやね。点も取れたっていうのも、もちろん。雨もあったけど、中継ぎのピッチャーもね、温存出来た。そこまで、才木が持って行ってくれたので。そういうところではいい形で、最高の状態で巨人戦いけるので、中身的にも大きいかなと思います」
―大山の80打点という数字は?
「まああの打順を打って、悠輔が(普通に)打っていけば、それくらいはいくだろうし。80でいいとは思っていないと思うんでね。たぶんキャンプが始まるころの目標でも、100くらいの目標を挙げていると思う。そこまでいけるバッターだと思うので。また1打点ずつ積み重ねていってくれたらなと思います」
―夏場のロハスの働きは。
「けっこうラッキーボーイ的なところになってくれているし。出塁も四球であったり、そうやって出てくれたりしてくれているので。ラッキーボーイという存在でいてくれているので。さっきも言ったように、近本の(本塁打の)後のあの1点っていうのは、やっぱり(相手は)ダメージ、こっちは勢いが出たと思うので。いい働きをしてくれたと思います」
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