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Saturday, January 7, 2023

カズ ポルトガル2部オリベイレンセと合意 2月で56歳、通算5カ国目の海外挑戦 - スポニチアネックス Sponichi Annex

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ポルトガル移籍が確実となった三浦知良
Photo By スポニチ

 横浜FCが保有権を持つ元日本代表FW三浦知良(55)がポルトガル2部オリベイレンセに今夏まで期限付き移籍することで基本合意したことが7日、分かった。近日中にも正式発表される。昨季JFL鈴鹿ポイントゲッターズでプレーしたカズは複数のクラブからオファーを受けていた。カズはこの日、横浜FCのキャンプ(8~21日)に合流するため、宮崎入りした。

 不屈の魂はポルトガルに新天地を求めた。移籍期間は今夏までの半年間、条件面なども基本合意したことが判明した。背番号はカズの代名詞でもある「11番」が用意されているという。今月末までに登録を済ませ、2月上旬のデビューを目指す。15歳で単身ブラジルに渡ってから40年。通算5カ国目の海外挑戦が始まる。

 ペドロ・ミゲル監督からはFW起用も示唆された。カズ自身、全盛期のスピードはないことも打ち明けたが、高評価は変わらない。好機はつくるが、決定力を欠くチーム事情から主にフィニッシュの部分を期待される。「基礎体力と技術があれば組み合わせ次第で新しい自分が見せられる」がカズの流儀。まだまだ伸びしろもある。

 2月26日には56歳になる。過去、ベラルーシで56歳の選手がプレーした記録が残るが、世界でも類を見ない高齢移籍だ。もちろん準備に抜かりはない。「いつものメンバーがそろうよ」とカズ。異国での食、体のケアを担う専属シェフ、同マッサーの帯同も決定。ポルトガル語が堪能なカズに言語の不安もなく、本拠地はポルトから車で30分の距離で「凄く便利」と笑った。

 1922年創設のオリベイレンセは昨年11月から横浜FCの親会社ONODERA GROUPが経営権を持つ。現在は2部14位と低迷するが、将来性ある若手も多く、カズの経験や姿勢が注入されれば、一気に化ける可能性を秘める。現在、天然芝のピッチ3面も建設中で将来の1部昇格に向けた明確なビジョンを持っている。

 カズは8~21日まで横浜FCの宮崎キャンプに参加。渡欧後に試合出場できる肉体に仕上げていく。欧州でのプレーはクロアチア・ザグレブ(現ディナモ・ザグレブ)時代の99年以来、実に24年ぶり。キングの新たな挑戦が始まる。

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