阪神は27日、沖縄・宜野座1軍キャンプを打ち上げた。岡田彰布監督（65）はキャンプMVPに投手では大竹耕太郎投手（27）、野手では井上広大外野手（21）を選出した。

現役ドラフトでソフトバンクから移籍加入した大竹は、今キャンプの実戦3試合で9イニングを投げ無失点。開幕ローテの有力候補だ。左腕はMVPに「本当に1日1日集中して取り組んできたので、それを評価していただいたことはすごくうれしいんですけど、まだキャンプなので。これからシーズンに入って活躍しないと、何の意味もないので。1年間1軍で投げ抜くっていうところが、自分の中では目標なので、1年間投げるということを念頭に置いて、しっかり取り組んでいきたいと思います」と話した。

井上は実戦7試合で3本塁打10打点と大当たり。「右の大砲」として期待される4年目の男は「驚いたというか、（MVPは）森下さんだと思っていたので、選んでいただける何かを残せたというのは自分にとっても自信になるので、試合も続きますけどしっかりと自分のプレーができるように準備してやっていけたらなと思います」と喜んだ。シーズンへ向け「あと1カ月しかないですけど、しっかりとレギュラーをとれるように。開幕スタメンで出られるように引き続き準備してやっていきたい」と、MVP獲得をバネに定位置奪取に挑む。

【関連記事】阪神ニュース一覧