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（上）新型コロナウイルスの影響を受け、鶏とまつばが用意した持ち帰りメニュー＝七尾市松本町で（下）ブロッサムが販売しているオードブルのテークアウトメニュー |
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新型コロナウイルス感染拡大で、飲食店の利用者が減少している。七尾市内では対応策として、持ち帰りメニューを用意する店が増えている。店主たちは「『店に来てください』とも言えない難しい状況」と複雑な思いを明かし、「せめて家で料理を楽しんでもらえれば」と利用を呼び掛けている。（中川紘希）
松本町の焼き鳥店「鶏とまつば」では六日から、焼き鳥セットの販売を始めた。部位などはお任せで、十本で二千円（税別）、十六本で三千円（同）。店主の松林功さん（４０）は「飲みに行けない人などの食卓を彩ることができたら」と期待する。
店では四月に入り、週末の利用客が半分以上減り、今後も業績が悪化することを懸念。今月末に開業五年目を迎えるのを前に、初めてテークアウトサービス導入に踏み切った。
重厚な雰囲気の蔵で焼き鳥を味わうことが店の魅力であることから「本当はやりたくなかった」とも。それでも「今まで入りにくいと思っていた方が持ち帰りを頼むことで、来店してくれるきっかけになれば」と前向きにとらえる。
一方、団体予約のキャンセルなどが増えている和倉温泉の洋食店「ブロッサム」では三月から、人気メニュー六種類を盛り合わせたオードブルを提供している。サーロインステーキ入りが四千九百八十円（同）、ハンバーグ入りが三千九百八十円（同）。いずれも店で食べるより二千円程度安いという。
オリジナルのドレッシングを使ったサラダや網焼きのサーロインなど、こだわりの料理を用意。二代目シェフの黒川恭平さん（３２）は「オードブルでも、やっぱりこの店は違うなと思わせたい。地域のためにもなれば」と説明した。（問）鶏とまつば０７６７（８８）９０１３、ブロッサム０７６７（６２）２４１０
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April 08, 2020 at 01:09PM
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外食自粛でも… 持ち帰り 食卓に彩り 新型コロナで 七尾の焼き鳥店や洋食店 - 中日新聞
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