【大連=渡辺伸】食品世界最大手ネスレ(スイス)は中国天津市の工場を拡張し、同社としてはアジアで初めて植物由来の「人工肉」の生産を始めると発表した。総投資額は1億スイスフラン(約110億円)超。中国は家畜伝染病で豚肉生産量が減ったうえ、新型コロナウイルスの影響で肉の輸入量が減る見通しだ。代替肉の需要が伸びるとみて市場開拓を急ぐ。
ネスレ中国の広報担当者は日本経済新聞の取材に「2020年末までに(肉など)植物由来の製品を発売する方針だ」と説明した。具体的な品目や生産量は明らかにしていない。既存工場で作っているペットフードのほか、菓子も増産する。
中国は豚肉消費量で世界の半分程度を占める。ただ18年以降は家畜伝染病のアフリカ豚熱(ASF)が拡大し、中国の豚飼育頭数は今年3月時点で2年前に比べて約2割減った。こうした肉の供給不足も代替肉の需要拡大を後押しする見通しだ。
人口増加や中間層の台頭を背景に世界的に肉の消費量が増えたため、食品関連企業による人工肉への参入が相次ぐ。ネスレは19年以降、欧米で人工肉を使ったハンバーガーなどを投入した。中国でも同分野のスタートアップ企業が登場しており、今後は海外企業の参入が相次ぐ可能性もある。
ネスレは19年12月期の中国事業の売上高は69億スイスフラン(約7600億円)。天津には1994年に工場を開設した。現在は中国で31の工場と、3つの研究開発拠点などを持ち、約4万3千人の従業員を抱える。
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May 21, 2020 at 02:30AM
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ネスレ、中国で年内に人工肉発売 110億円投資 - 日本経済新聞
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