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Friday, January 15, 2021

大谷翔平の希望額は3億4000万円…エンゼルスとは合意に至らず年俸調停へ - auone.jp

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大谷翔平

 選手の希望額と球団提示額を提出する期限を迎えた15日(日本時間16日)、エンゼルスの大谷翔平投手(26)と球団の交渉はまとまらず、今オフ取得した年俸調停に入った。大谷の希望額は330万ドル(約3億4000万円)、球団提示額は250万ドル(約2億6000万円)だった。

 大谷は実働3年のプレー経験を満たした選手に与えられる年俸調停権をこのオフに取得。マイナー契約でエンゼルス入りしメジャー契約に切りかわった1年目はメジャー最低年俸の54万5000ドル(当時約6160万円)で3年目の昨年も70万ドル(実際は60試合制となって26万ドル=2700万円)と平均年俸の7分の1。これまではほぼ球団主導の契約だったが、今年からは自らの要求を出せるわけだ。

 もっとも、このまま平行線で調停にいくか、というとそうではない。両者が歩み寄るケースも考えられるし、複数年契約ということもありえるだけに、今後の動向が気にかかるところだ。

 過去、日本人選手の多くは渡米時に、複数年+契約切れ時にFAになるケースが多い。年俸調停を経験した日本人選手は少なく、大家友和岡島秀樹田沢純一らしかいなかった。その中で特筆されるのは大家だ。エクスポズ時代の2004年1月に初めて調停申請を得ると、球団も2年連続2ケタ勝利を高く評価し、前年の34万ドル(約3600万円)から一挙に233万ドル(約2億5000万円)と、7倍に大幅昇給した例がある。

 なお、この日相次いで合意に達した結果、調停申請は現状で13人となった。

 ◇年俸調停制度 契約延長を前提に、選手側と球団側が希望の年俸額を持ち合い決定するシステム。大リーグ実働3年以上でFA権を取得する実働6年に満たない選手に権利があり、日本のようにコミッショナーや連盟関係者が判断して、選手の要求額と球団の提示額の折衷案の額を出すのではなく、第三者の裁定人が2月にどちらの言い分が正しいかを判断して裁定する。ただ、裁定の前に歩み寄って1年契約や複数年契約し合意するケースが多い。

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