「ジャパネット杯 春の高校バレー」として行われる第73回全日本バレーボール高等学校選手権大会は10日、東京都渋谷区の東京体育館で男女の決勝が行われた。
男子は、東福岡(福岡)が前回準優勝の駿台学園(東京)を3-1で破り、5大会ぶり3度目の優勝を飾った。女子は就実(岡山)が大阪国際滝井(大阪)を3-1で退け、25大会ぶり3度目の頂点に立った。
男子の第1セットは、東福岡が中盤に同点に追いつかれたものの、最後はエース・柳北悠李(3年)のスパイクが決まり、25-23で逃げ切った。第2セットは一進一退の攻防が続くが、中盤に東福岡がセッター・近藤蘭丸(2年)を起点に多彩な攻撃を仕掛けて徐々にリードを広げると、柳北のバックアタックも次々と決まり、25-21で連取した。第3セットは、駿台学園が好サーブで中盤に追いつき、最後も佐藤遥斗(1年)のサーブが決まり、25-19で奪い返した。第4セットは、駿台学園のミスもあり、東福岡がリード。最後は柳北のバックアタックが決まって25-19で日本一に輝いた。
女子の第1セットは、就実が中盤に逆転し、25-20で先取。第2セットは、就実の双子の妹、深沢つぐみ(2年)がスパイク、ブロックに活躍。最後は姉の深沢めぐみ(2年)がスパイクを決めて、25-20で王手をかけた。第3セットは大阪国際滝井が、エース・中本柚朱(3年)のスパイクなどでリードする展開に持ち込み、25-22で取り返した。第4セットは就実の163センチの曽我紀美(2年)のスパイクが決まるなど序盤からリード。最後はサービスエースで優勝を決めた。
▽男子決勝
東福岡(福岡)3-1駿台学園(東京)
▽女子決勝
就実(岡山)3-1大阪国際滝井(大阪)
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