初受賞は6人、盗塁王は史上初めて4人が同時受賞の珍事
パ・リーグは30日、ロッテ-日本ハム戦(ZOZOマリン)でレギュラーシーズンの全日程が終了し、個人タイトルが確定した。オリックスの山本由伸投手が最多勝、最優秀防御率、最多奪三振、勝率第1位の“4冠”を獲得。リーグ優勝のオリックスが12部門中、半数以上の7部門を占めた。
山本は今季26試合に登板し、18勝5敗、防御率1.39と圧倒的な数字をマーク。206奪三振、勝率.783も他の追随を許さなかった。打者部門では、吉田正尚外野手が2年連続で首位打者を獲得し、最高出塁と合わせて2冠。初めて本塁打王に輝いた杉本裕太郎外野手も含め、オリックス勢が目立つ顔ぶれとなった。
盗塁王は、史上初めて4人が同時受賞の珍事に。この日の試合でロッテ・荻野貴司外野手、日本ハム・西川遥輝外野手がそれぞれ1つ上乗せし、24盗塁で西武・源田壮亮内野手、ロッテ・和田康士朗外野手と並んだ。
初受賞は6人。球団別では、ソフトバンクのみが“無冠”に。2020年は千賀滉大投手が投手3冠に輝くなど12部門中7部門を制したが、チームの低迷が個人タイトルの結果にも如実に現れた。
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