北京冬季オリンピックのスノーボード男子ハーフパイプで金メダルを獲得した平野歩夢(TOKIOインカラミ)が12日、メダリストによる記者会見に出席した。主な一問一答は次の通り。
二刀流「チャレンジ達成」
――金メダルを獲得した今の気持ちは。
◆ここまで来られたのは家族やサポートしてくれる人、応援してくれる人のおかげ。自分の滑りをすべて出し切れて、期待に応えられたのかなと思う。本当に感謝しています。
――シンプルなエア(空中技)を入れている弟(海祝)のルーティンについて。
◆あれは海祝のスタイル。海祝はどの大会でも「1発目だけは誰よりも飛びたい」と言っている。僕はまた違うこだわりがある。他の人がフルの滑りをしても、それを上回る滑りをする。海祝はまだまだここから。あの高さとスピンの技術が合わされば、彼はもっと伸びていくと思う。ここで満足せず、さらなる高みを求めてくれたら。あのエアターンで自分のモチベーションもぐっと上がる。お互い、いい高め方ができているんじゃないかなと感じます。
――この4年間、平野選手にしかできない挑戦をしてきた。苦しいことも乗り越えて見えたものは。
◆なかなか思い通りにいかないような日々が続き、自分にとっては大きすぎるチャレンジだったのかなと思ったが、自分に負けないで来られた。何かを諦めたことは一度もなかった。4年前に比べて、夢を追っていた小さい頃の気持ちに戻った。改めてチャレンジャーとして挑んだ立場だった。(東京五輪からの)半年間で金メダルを取ることができて、そこはチャレンジ達成なのかなと思います。
「スルーしない方がいい」
――2回目の点数が伸びなかったことについて、感じることはあるか。
◆僕以上に怒っている人もいた。今後のスノーボードのジャッジを含めた基準として、どこを見ていたのかという説明を改めて聞くべきだと思います。選手は命を張って、リスクを背負って競技をしている。そこ(ジャッジの基準)は選手のためを思って整理した方がいいんじゃないかという気持ちは、スルーしない方がいいんじゃないかなというのはあります。
――この大会は特別な思い出になったのではないか。
◆自分にとって特別な大会になったし、時間の大切さを改めて感じられるような経験も多かった。いろいろな不安と、まだ知らない自分と向き合いながら、ちょっとずつ見えてきたものが今の状態を呼んでくれていると思う。こういう難しい中での五輪のメダルというのは一生の思い出になると思うし、自分もより成長できたのかなと改めて感じる部分があります。
からの記事と詳細 ( 平野歩夢、判定に「どこ見ていたのか」「選手は命がけ」 会見詳報 - 毎日新聞 - 毎日新聞 )
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