カブス鈴木誠也外野手(27)が、初めて「2番右翼」でスタメン出場し、1打数無安打ながら3四球を選び、デビュー以来、11試合連続出塁をマークした。

07年の岩村明憲(デビルレイズ=現レイズ)と並んでいた日本人新人のデビューからの連続試合安打は「9」でストップした。

打席結果は、第1打席から四球、二ゴロ、四球、四球。打率は4割1分4厘。出塁率は5割8分1厘に上昇し、オルソン(ブレーブス)を抜いて両リーグ通じてメジャートップに立った。

試合後ロス監督は、4打席で24球を投げさせた鈴木について、「驚くべき努力。本当に選球眼がいい」と、あらためて信頼感を口にした。

試合は、先行されたカブスが追い上げ及ばず、1点差で敗れた。

◆出塁率1位 鈴木誠也が3四球を記録し、出塁率で両リーグトップに浮上。球団によると、デビューから11試合連続出塁はカブス史上最長タイ(1902年アート・ウィリアムズ、1958年トニー・テーラー)。OPSはメジャー2位、ナ・リーグでは1位となった。シーズン記録は出塁率6割9厘、OPS1・421とも04年のバリー・ボンズ(ジャイアンツ)。