◆ＪＥＲＡセ・リーグ 中日３―４阪神（８日・バンテリンドーム）
阪神が逆転勝利で連敗を２で止めた。３―３の８回１死一、三塁からロハスの遊ゴロの間に勝ち越し。今季初めて７回以降に試合をひっくり返した。５戦５敗だったバンテリンＤでは今季６試合目で初勝利。中日の本拠地で初めて２点以上を奪った。
２点を追う７回無死一塁から大山が５号２ランを放ち、同点とした。今季は６回終了時にリードを許していたら１６戦全敗だったが、７回以降に追いついたのも初だ。過去５試合１８打数１安打と苦しんでいた大山は３月２９日以来の７番に降格したが、８試合ぶりの一発。「（先発の西）純矢が頑張って投げてくれていましたし、なかなか点を取ることができていなかったので、まずは追いつくことができてよかった」と意地を見せた。
今季２度目の先発の西純は６回６安打３失点。４回まで１安打無失点だったが、５回１死一塁から鵜飼に逆転２ランを浴びた。初球の真ん中に入ったフォークを左翼席上段へ。６回にも同学年の石川に左中間へのソロを許した。今季４失点は全て本塁打。「何とか粘りながら投げることができましたが、点を取ってくれた後を粘りきることができず悔しいです」と振り返った。交代が決まった直後の７回に大山が同点２ラン。「大山さんの一発で追いついてくれたので、チームが勝ってくれることを信じてしっかり応援します」という降板後の祈りが通じた。
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