フィギュアスケート女子五輪メダリストでプロスケーターの浅田真央さん（31）が10日、大津市の滋賀県立アイスアリーナで、自らが総合演出するアイスショー「BEYOND（ビヨンド）」に出演した。「覚悟と進化」をテーマに掲げ、情感豊かな滑りで観客を魅了した。この日は公演初日で、来年3月まで全国各地を巡る予定。
浅田さんは2010年バンクーバー五輪で銀メダルを獲得。17年春に競技から退き、プロスケーターとして活動している。18年5月から昨年4月まで約3年間にわたり、自らが演出を手がけたアイスショー「浅田真央サンクスツアー」に出演してきた。
今回のアイスショーには「過去の自分を乗り越え、進化していけるように」との思いを込め、「座長」として楽曲や振り付け、衣装などに工夫を凝らした。映像を駆使したストーリー性のある構成も見どころとなっている。
「言葉にならないほど感動」
公演を終えた浅田さんは「無事に初日を迎えることができた。今は思いがあふれすぎて、言葉にならないほど感動しています。久しぶりに素晴らしい舞台で滑ることができて、本当に感謝です」と初日を振り返った。【石川裕士】
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