契約更改交渉で保留…異例ともいえる球団への“不満”
西武・平良海馬投手が2日、異例ともいえる“不満”を口にした。埼玉・所沢市の球団事務所で契約更改交渉に臨み、サインをせず保留。問題は金額面でなく、首脳陣の起用方針にあるようで「チャンスも与えられないのは、納得できない」と言い放った。
プロ3年目の2020年にリーグ最多タイの54試合に登板し、防御率1.87、33ホールドを記録。リリーフとして台頭すると、翌2021年には39試合連続無失点の日本記録を樹立し、守護神として62試合に登板した。今季も楽天・西口と並びリーグ最多の61試合に登板し、主にセットアッパーとして1勝3敗34ホールド9セーブ、防御率1.56。同僚の水上由伸投手と最優秀中継ぎ投手のタイトルを分け合った。
3年間にわたってリリーフでフル回転してきた23歳には、秘めた次なる思いがあった。交渉後の会見では「球団は『中継ぎでやってもらった方が貢献してもらえる』という考えで、そこに違いがあって保留です」と理由を説明した。
松井稼頭央新監督と話し合いの席をもったが「中継ぎでやってほしい。後ろにいてくれた方が試合を計算できるし、安心できる」と言われたという。さらに渡辺久信GMとも話したが、現時点で思いは聞き入れてもらえなかったという。
7000万円増を提示されたと見られる金額面に関しては全く問題がない姿勢を見せる。「(先発をやりたい気持ちが)募って今、大爆発」と珍しく不満を言い放った。
(Full-Count編集部)
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