バレーボール男子日本代表主将の石川祐希選手(27)が、所属するイタリア1部リーグ・セリエAのミラノとの契約を延長した。今季でイタリア8季目となる石川選手はこれまで、シーズン終了後に契約を更新していた。この時期になぜ? その理由の一つは、意外にも「日本」にあった。
「もっと心に刺さる言葉はないか」
石川選手はミラノで「代理主将」も任され、イタリア語を駆使してチームをけん引する。2月12日のピアチェンツァ戦では、ユニホームの胸の番号「14」の下に主将を意味する白い線が入った。本来の主将でイタリア代表経験を持つマッテオ・ピアノ選手が病気で遠征に同行できなかったためだ。
「(イタリアで)初めてのキャプテンマークを少しは意識しました。プレー中にやることは変わらないですけど、試合前の(主将同士でサーブやコートを決める)コイントスをやったり、整列の立ち位置が変わったりして不思議な感じでした。新しい経験です。1回務めたことで、チームにイタリア人の選手がいる中でも(日本人の)僕がキャプテンをやるイメージがわくようになりました」
キャプテンマークは初めてだったが、既にコート内のまとめ役を務めており、当然の流れだった。
今季、ピア…
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