世界中がパニックに陥ったコロナウィルス。
コロナウィルスを研究している専門家は、コロナウィルスの発生源の1つとして、中国の「ウェットマーケット」を挙げている。
「ウェットマーケット」とは、食用肉が生きたまま売られたり、食べやすいように処理して販売される場所。コロナウィルス発生後、中国は「ウェットマーケット」を一時的に閉鎖した。
アメリカでも食肉処理施設が閉鎖
アメリカでもコロナウィルス感染拡大防止策として、食肉処理施設が閉鎖された。これにより、肉の供給網は崩壊し、大手ハンバーガーショップ「ウェンディーズ」では、国内の約5分の1の店舗でハンバーガーが売り切れる事態となった。
コロナウィルスの影響で需要が高まる「植物性肉」
ウィルスの発生源については特定されていないものの、鶏や牛からウィルスが発生したのでは?という疑いもあり、人々の間では動物性肉に対する恐怖心が広がっている。
このように、肉の供給量不足、動物性肉に対する不安感の高まりから、今アメリカでは「植物性肉」に注目が集まっている。調査会社「ニールセン」が発表したレポートによると、植物性肉の売り上げは、5月2日までの9週間で264%増加した。
アメリカの植物性肉メーカー「Impossible Foods(インポッシブル・フーズ)」は、植物性肉を使用したハンバーガーの需要が急上昇している事を受け、小売業の拡大を加速することを発表。「アメリカ全土の1,700の食料品店に植物性肉ハンバーガーを展開していく」と公表している。
インポッシブル・フーズのライバル企業で、植物性肉を製造している「Beyond Meat(ビヨンドミート)」の売上も増加している。
コロナウィルスの影響で肉不足問題が発生したことで、ビヨンドミートの株価は1週間で41%も上昇した。これは、2019年にビヨンドミートが上場して以来、最も大きな値上げ幅となっている。
アジアで勢力を拡大する「ビヨンドミート」
このような植物性肉の需要の高まりを受け、ビヨンドミートは「アジアで生産拠点を確立する」という目標を掲げ、投資を行っている。
既に、香港、台湾、シンガポールなどのアジア諸国で商品を販売しているビヨンドミート。現在は、人々の動物性肉に対する疑心、偽造肉問題などから、アジアの中でも最も植物性肉の需要が高いであろう中国での普及を強化している。
ビヨンドミートは、中国の大手ディストリビューターである「Sinodis」とも販売契約を結んでおり、今後中国の植物性肉事業を牽引していく存在になっていくことは間違いない。
日本でも市場が拡大する植物性肉市場
日本でも、マルコメなどが「大豆のお肉」を発売している他、先月は香港発のベンチャー企業「Green Monday(グリーンマンデー)」が開発した、植物性肉「オムニポーク」が日本に上陸。
https://omnipork.co/jp/find-omnipork/
前述の「インポッシブル・フーズ」や「ビヨンドミート」が製造している商品は植物性の牛肉だったが、「オムニポーク」が製造しているのは植物性の豚肉。
アジアで最も消費されている肉は豚肉。日本でも豚肉の消費量は牛肉の2.2倍と高い割合を占めている(2016年Green Mondayマーケット調査より)
より日本人の食生活に合った植物性肉として注目されている。
また、新型コロナウィルスの影響で 「買占め」が問題となった際、スーパーでは、保存期間の長いソイミートがスーパーやネットスーパーで品切れになるという事態が発生した。
今までは「欧米で流行りの食品」というイメージだった食品植物性肉だが、「保存期間の長さ」に加え、「ウィルス感染の不安がない」というメリットと相まって、今後は私たち日本人の生活にも溶け込んだ食品となっていくだろう。
文/小松佐保(Foody Style代表)
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June 11, 2020 at 11:10PM
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新型コロナの影響で注目される「植物性肉」は今後主流になっていくのか? - @DIME
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