EL初陣のスィヴァススポル戦に移籍後初スタメン 3ゴールに絡み5-3勝利に貢献
ビジャレアルの日本代表MF久保建英は現地時間22日、UEFAヨーロッパリーグ(EL)グループステージ第1節のスィヴァススポル戦に移籍後初のスタメン出場を果たすと、公式戦初ゴールを含む1得点2アシストの活躍を見せ、5-3の勝利に大きく貢献した。19歳日本人アタッカーの鮮烈なELデビューを、スペイン大手紙も称えている。
リーガ・エスパニョーラ開幕から6試合連続でベンチスタートとなっていた久保だが、ウナイ・エメリ監督はホームでのEL初戦で移籍後初めて先発起用した。4-2-3-1のトップ下に入ると、いきなり前半13分に結果を残す。MFサムエル・チュクウェゼのシュートのこぼれ球に反応し、左足で決めてビジャレアルでの公式戦初ゴールを奪うと、7分後には敵陣ペナルティーエリア手前で右サイドからのパスを受け、左足アウトサイドでFWカルロス・バッカへ絶妙なラストパス。これをバッカが右足でゴールへ叩き込み、久保に移籍後初アシストがついた。
2-2で折り返した後半12分には左CKのキッカーを務めると、左足でアウトスイングの鋭いクロスを供給。これをDFフアン・フォイスがヘディングシュートで合わせ、久保がこの日2アシスト目を記録した。
試合はその後も激しく点を取り合う展開となり、最後は途中出場のFWパコ・アルカセルの2ゴールで引き離したビジャレアルが5-3で勝利。フル出場を果たした久保は3ゴールに絡み、白星スタートに大きく貢献した。
スペイン紙「マルカ」は試合後、この試合の選手採点を公開。途中出場から8分間で試合を決める2ゴールを奪ったアルカセルに唯一の最高点となる3つ星評価が与えられ、久保はMFマヌ・トリゲロス、MFビセンテ・イボーラと並ぶ2位タイの2つ星となった。
同紙はマッチレポート内で「クボが非凡な選手だというのは間違いない。そして自由とともにプレーすれば手が付けられない。アタッカーはトップ下で試合を始め、その位置では彼をコントロールするのは難しい」と称賛。前半20分のバッカのゴールを導いたラストパスについても、「完璧なアシスト」と称えている。
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