2017年シーズン途中にトロロッソからF1デビューを果たしたピエール・ガスリーは、2019年にレッドブル。レーシングに昇格したが、わずか12戦で結果を出せないと判断させ、再びトロロッソへと降格させられた。
しかし、トロロッソに戻ったピエール・ガスリーは復調し、昨年のF1イタリアGPで初勝利を挙げ、アルファタウリ・ホンダにブランドを変えたチームに12年ぶりに優勝をもたらすなど、チームと2回の表彰台を獲得している。
アルファタウリ・ホンダF1のチーム代表であるフランツ・トストは、2020年はセバスチャン・ベッテルが所属した2008年を凌ぐチーム史上最高のシーズンだったと評価。ピエール・ガスリーはチームのその合計ポイント4分の3近くを獲得した。
しかし、ピエール・ガスリーの好パフォーマンスにもかかわらず、レッドブルは2021年もガスリーをアルファタウリ・ホンダF1に残留させることを選択。苦戦を強いられていたアレクサンダー・アルボンの後任候補として検討することさえなかった。
セバスチャン・ベッテルやカルロス・サインツといったドライバーは、レッドブルファミリーを去った後も成功を収めており、サインツは2021年にフェラーリに加入した。
フランツ・トストは、他のF1チームが将来ピエール・ガスリーとの契約に関心を示しても驚くことはないが、レッドブルが彼のキャリアのために投資してきたことを考えれば、簡単に手放したいとは思わないはずだと述べた。
「ドライバーにピエールのような競争力があるなら、もちろん他のF1チームが契約の詳細について尋ねてくるだろう」とフランツ・トストは語った。
「彼らは、ドライバーがいつ利用可能になるかを最終的に知りたいと思うだろう。しかし、彼はレッドブルと契約を結んでおり、レッドブルがこのような早い段階で彼をただで手放すとは思わない」
「彼らは彼を育てるためにたくさんのお金を投資してきた。そして、遅かれ早かれ、彼らは投資分を回収し、彼と良い結果を出し、レースに勝ち、そして、チャンピオンシップにも勝ちたいと思っている」
ピエール・ガスリーのモンツァでの衝撃的な勝利は、アルファタウリのチームリーダーとしての地位を固め、ブランド変更後の新たなチームのステータスに順応した。
2021年にピエール・ガスリーは、ダニール・クビアトに代わってF2からスタップアップするルーキーの角田裕毅をチームメイトに迎え、その責任を主導することになる。
フランツ・トストは、ピエール・ガスリーがパフォーマンスとチームをリードしていた方法によって、今後は彼のドライビングスタイルの要件に合うようにマシンを設計し、彼の周りにチームを構築することを期待できると述べた。
「彼は今では経験豊富なドライバーであり、成功したドライバーでもある」とフランツ・トストは語った。
「どのチームも常に成功しているドライバーを中心とし、集中している」
「それはどういう意味か? チームはドライバーの技術的なフィードバックに耳を傾けるし、当然ながら、その結果として、マシンの新しいデザインが影響を受ける」
「こう言い換えてみよう。デザイナーとエンジニアは、来年のマシンをさらに良くするために優れたドライバーからのすべての技術的フィードバックを考慮に入れている」
「そのマシンをそのドライバーのドライビングスタイルに適合させることで、マシンを単純に速くすることができる。それが通常のやり方だ」
カテゴリー: F1 / アルファタウリ / レッドブル / ホンダF1 / ピエール・ガスリー
からの記事と詳細 ( アルファタウリF1代表 「レッドブルはガスリーを簡単には手放さない」 - F1-Gate.com )
https://ift.tt/3iancZW
スポーツ
No comments:
Post a Comment