全国高校野球選手権大会第6日は19日、甲子園球場で2回戦2試合が行われ、初出場の京都国際は前橋育英(群馬)に1―0で勝利。森下瑠大投手(2年)が10奪三振、4安打で完封した。
■130球!!わずか4安打待ち焦がれたマウンドで躍動した。京都国際のエース左腕・森下(2年)がわずか4安打10奪三振で完封。最後まで1点を守り切った。
「序盤からピンチを作ったが、要所、要所でギアを上げて抑えられた」
いきなり一回に1死満塁とされたが、後続を2者連続三振に斬った。二回には女房役の4番・中川(3年)から左中間へのソロで先制点をプレゼントされると、この1点で十分だった。
勢いのある直球にスライダー、カットボールを織り交ぜた投球で、一回の2者連続を含め、二回まで5者連続奪三振。警戒していた4番・皆川(3年)らの中軸3人を1安打に抑え、130球で投げ切った。小牧憲継監督も「調子が良くないなか、(捕手の)中川の要求通りに投げてくれた」とたたえた。
■順延の連続、調整難しい中で好投の原動力は今春の選抜での悔しさだ。2回戦・東海大菅生(東京)戦は4―2とリードした九回に3点を奪われ、サヨナラ負けを喫した。「ピンチになるとインコースに投げきれなかった」。夏までは内角に投げ切れるよう徹底的に制球を磨き、球速も最速143キロと5キロアップした。甲子園で借りをかえすために成長し、捕手の中川も「球のスピードも、変化球のキレも抜群に上がった。気持ちの面でも成長している」とたくましさに微笑む。
順延の連続で登板日がずれ、試合は予定より2時間遅れで開始。調整が難しい中での完封ピッチにも左腕は「自分たちは試合をやらせていただいているので、感謝して投げた」と周囲への思いを言葉にした。
同校初の夏の甲子園は、エースの好投で初勝利。春に続き、夏も韓国語の校歌が聖地で響きわたり、新たな歴史を作った。(北池良輔)
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