ユベントス(イタリア)のセルビア代表FWドゥシャン・ブラホビッチ(22)が、欧州チャンピンズリーグ(CL)デビュー戦となったビリャレアル(スペイン)戦で“33秒ゴール”を決めた。

今冬フィオレンティナから加わったばかりの同FWは開始早々、相手のディフェンスライン裏へ抜けながらDFダニーロからのロングパスをトラップ。2人に挟まれながらも巧みに胸で足元に落とし、右足を振り抜いた。これがゴール左隅に決まり、ユベントスはわずか33秒で先制した。

ブラホビッチの33秒ゴールは、CLデビュー戦でスタメン出場した選手による史上最速記録となった。

しかしユベントスは後半21分、相手MFカプエの浮き球のスルーパスからMFパレホにゴールを許し、同点とされた。試合は1-1で引き分けた。

ブラホビッチは試合後「デビュー戦でゴールを決められたのは大きい。感動したよ。でも100%満足はできない。試合に勝てなかったから。僕らは良い試合をしたし、勝てたと思う」「後半も良いプレーをしようと思ったが、相手がそうさせてくれない時もある。個人的にはもうこの試合のことは忘れたし、次の試合に集中してる」などと話した。

ユベントスのアレグリ監督は「ブラホビッチは良い試合をした。アルビオルのようなDFを相手にプレーするのは簡単ではないから。ビリャレアルは経験と強力なテクニックを持っている。3-0で勝ちたかったが、ここではそれは難しい。後半は少しプレスが軽くなってしまった。ビリャレアルにそこを突かれた」と話した。

第2戦は3月16日にトリノで行われる。