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Friday, September 16, 2022

ヤクルト 村上宗隆 56号は持ち越し 中日戦で3打数ノーヒット - nhk.or.jp

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プロ野球、ヤクルトの4番で今シーズン55本のホームランを打ち、日本選手のシーズン最多記録更新の期待がかかる村上宗隆選手は16日の夜行われた中日戦は3打数ノーヒットで記録更新は17日以降に持ち越しとなりました。

(バンテリンドーム ナゴヤ 18:00)       
 |123|456|789|計HE     
ヤ|000|000|000|020    
中|004|120|10x|8100

村上選手は今シーズン、今月13日に55号ホームランを打ち、昭和39年に巨人の王貞治さんがマークした日本選手シーズン最多記録に並んでいます。

記録更新の期待がかかる中、村上選手は、バンテリンドーム ナゴヤで行われた中日戦に4番・サードで先発出場しました。
中日の先発でエースの大野雄大投手と3打席対戦した村上選手は、
▽2回の第1打席は空振りの三振
▽4回の第2打席はセカンドゴロ
▽7回の第3打席はファーストゴロでした。
そして、
▽9回の第4打席は中日の3人目、根尾昂投手と対戦してフォアボールを選び、この試合はホームランはなく3打数ノーヒットでした。

記録更新は持ち越しとなり、チームは17日もバンテリンドーム ナゴヤで中日と対戦します。

中日 大野雄大投手 立浪監督 談話

試合後、勝ち投手となった中日の先発、大野雄大投手は「村上選手を抑えないと勝ちはないと思っていた。試合前のミーティングでも彼をどう抑えるかに最も時間を割いた。1球1球攻め方は変わるが、第1打席はインコースに落ちるボールで三振に抑えることができた」と話していました。

中日の立浪監督は村上選手について「怖いバッターだがうまく攻められたと思う。前回の試合でホームランを打っていたがずっと好調をキープすることはできないので、点差もありその分攻めて行けた」と話していました。

ヤクルト 高津監督「うまくいかなかった」

ヤクルトの高津臣吾監督は、日本選手のシーズン最多記録を更新する56号ホームランが、17日以降に持ち越しになった村上宗隆選手について「中日のエースの大野投手に対し、いろいろ対策を練っていたが、うまくいかなかった」と話していました。

【試合詳細】

先発メンバー

【ヤクルト(先攻)】
1(中)塩見 泰隆
2(左)山崎 晃大朗
3(二)山田 哲人
4(三)村上 宗隆
5(一)オスナ
6(捕)中村 悠平
7(右)サンタナ
8(遊)長岡 秀樹
9(投)高梨 裕稔

【中日(後攻)】
1(右)岡林 勇希
2(中)大島 洋平
3(三)阿部 寿樹
4(一)ビシエド
5(捕)木下 拓哉
6(左)アリエル・マルティネス
7(遊)土田 龍空
8(二)石垣 雅海
9(投)大野 雄大

18:00すぎ試合開始

試合は午後6時すぎから名古屋市のバンテリンドーム ナゴヤで始まりました。日本選手のシーズン最多ホームラン記録に並んでいるヤクルトの村上は4番サードで先発です。

1回表 ヤクルトは無得点

1番・塩見は空振り三振。1アウト。
2番・山崎はサードフライ。2アウト。
3番・山田はレフトフライでスリーアウトチェンジ。
ヤクルトはこの回、三者凡退で4番の村上に打席はまわりませんでした。

1回ウラ 中日も三者凡退

1番・岡林がセンターフライ。
2番・大島がショートゴロ。
3番・阿部が見逃し三振でこの回三者凡退でした。

2回表 ヤクルトの先頭バッター村上は空振り三振

4番・村上は先頭バッター。
1球目はアウトコースでボール。
2球目はインコースを見逃しストライク。
3球目はアウトコースでボール。
4球目はアウトコースのボールを見逃しストライク。
5球目がアウトコースのボールをファール。
6球目のインコース低めのボールを空振り三振でした。
1アウト。

5番・オスナは見逃し三振。2アウト。
6番・中村はフォアボール。2アウト1塁。
7番・サンタナは見逃し三振で3アウトチェンジ。

2回ウラ 中日は得点圏にランナー進むも無得点

4番・ビシエドがショートゴロで1アウト。
5番・木下がライトへのツーベースヒット。
6番・アリエル・マルティネスがセカンドゴロ。
この間にランナーが三塁に進み2アウト三塁。
7番・土田がフォアボールで2アウト一塁三塁。
8番・石垣がセンターフライで3アウトチェンジ。

3回表 ヤクルトも得点圏にランナー進むも無得点

8番・長岡はサードライナー。1アウト。
9番・高梨はフォアボール。1アウト一塁。
1番・塩見はショートゴロ。
この打席、バッテリーのミスの間にランナーが進んで2アウト二塁に。
2番・山崎はキャッチャーへのファウルフライ。3アウトチェンジ。

3回ウラ 中日 2アウト走者なしから4点

9番・大野雄大がショートゴロ。1アウト。
1番・岡林がレフトフライで2アウト。
2番・大島がフォアボールで2アウト一塁。
3番・阿部もフォアボールで2アウト一塁二塁。
4番・ビシエドがショートへの内野安打でツーアウト満塁。
5番・木下がフォアボール。押し出しで中日が1点先制。
【中日 1-0 ヤクルト】
6番・アリエル・マルティネスが初球をツーベースヒット
満塁の走者一掃の一打となり3点を追加。
【中日 4-0 ヤクルト】

7番・土田は空振り三振で3アウトでチェンジ。

4回表 村上の第2打席はセカンドゴロ

3番・山田はファーストへのファウルフライ。1アウト。
4番・村上はワンアウトランナーなしの場面で第2打席に。
1球目は真ん中のボールを見逃しストライク。
2球目はアウトコースでボール。
3球目はインコースのボールを空振り。
4球目は高めのボールを打ってセカンドゴロ。2アウト。
5番・オスナはセンターフライ。3アウトでチェンジ。

ヤクルトはノーヒットが続いています。

4回ウラ 中日が1点追加 5-0に

8番・石垣がフォアボールでノーアウト一塁。
9番・大野雄大が送りバントで1アウト二塁。
1番・岡林がフォアボールで1アウト一塁二塁。
2番・大島がピッチャーへの内野安打で1アウト満塁。
【ヤクルト ピッチャー高梨→今野】
3番・阿部がセンターへの犠牲フライで中日が1点追加。
【中日 5-0 ヤクルト】
このあとも2アウト一塁三塁とチャンスが続きましたが
4番・ビシエドはセンターフライ 3アウトチェンジ。

5回表 ヤクルトはこの試合初ヒットも後続続かず

6番・中村はショートゴロ。1アウト。
7番・サンタナはライトへこの試合チーム初ヒット。1アウト一塁。
8番・長岡は見逃し三振。2アウト一塁。
9番・今野の代打→赤羽はピッチャーゴロ。3アウトチェンジ。

5回ウラ 中日がさらに追加点 7-0に

【ヤクルトのピッチャーは3人目の大西】
5番・木下がセンター前ヒット。ノーアウト一塁。
6番・アリエル・マルティネスがフォアボール。ノーアウト一塁二塁。
7番・土田のバントはピッチャーへの内野安打。ノーアウト満塁。
8番・石垣はショートゴロのダブルプレーで2アウト二塁三塁。
9番・大野雄大はフォアボールで2アウト満塁。
1番・岡林はライトへのタイムリーヒット。
【中日 7-0 ヤクルト】
さらに岡林は送球の間に進塁して2アウト二塁三塁。
2番・大島はショートゴロ。3アウトチェンジ。

6回表 ヤクルトはこの試合3回目の三者凡退

1番・塩見は空振り三振。1アウト。
2番・山崎はショートゴロ。2アウト。
3番・山田はサードゴロ。3アウトでチェンジ。

6回ウラ 中日は中軸を迎えるも無得点

3番・阿部がライトフライ。
4番・ビシエドがレフトフライ。
5番・木下はフォアボール。2アウト一塁。
6番・アリエル・マルティネスがショートゴロで3アウトチェンジ。

7回表 村上は第3打席も内野ゴロ 後続も凡退

4番・村上は先頭打者で第3打席に臨みました。
1球目はアウトコースでボール。
2球目もアウトコースでボール。
真ん中付近の3球目を打ってファーストゴロでした。

5番・オスナはライトフライでした。
6番・中村は空振り三振。3アウトでチェンジ。

7回ウラ 中日 さらに1点追加し突き放す

7番・土田がセカンドへの内野安打でノーアウト一塁。
8番・石垣がサードゴロの間にランナーが進んで1アウト二塁。
9番・大野雄大の代打→大野奨太 サードゴロの間にランナーが進み2アウト三塁。
1番・岡林は右中間へのツーベースヒットで1点を追加。2アウト二塁。
【中日 8-0 ヤクルト】
2番・三好が見逃し三振で3アウトチェンジ。

8回表 ヤクルトは川端がチーム久々のヒットも無得点

【中日 投手交代:大野雄大→谷元】
7番・サンタナは空振り三振。1アウト。
8番・長岡はファーストゴロでした。2アウト。
9番・大西の代打の川端はセンターへヒット。2アウト一塁。
【代走 川端→奥村】
1番・塩見は空振り三振で3アウトチェンジ。

8回ウラ 中日も無得点

3番・阿部がライトへのヒットでノーアウト一塁。
4番・高橋周平の打席で二塁を狙った一塁ランナーの阿部がアウトとなり、1アウト。
その後、高橋は空振り三振で2アウト。
5番・木下は空振り三振で3アウトとなりました。

9回表 村上は根尾と対決 フルカウントからの四球

【中日投手交代:谷元→根尾】
2番・山崎はサードゴロ。1アウト。
3番・宮本はセカンドゴロ。2アウト。
4番・村上は2アウトランナーなしで迎えた第4打席はフォアボールで、この試合での記録更新はなりませんでした。
1球目は低めに外れてボール。
2球目はインコースを見逃してストライク。
3球目はアウトコースのボールをファウル。
4球目は高めに外れてボール。
5球目はアウトコースでボール。
6球目はインコースでボールでフォアボールでした。

5番・オスナはセカンドゴロで3アウトとなり試合終了。

8対0で中日が勝ちました。

歴代のホームラン記録は

プロ野球のシーズン最多ホームラン記録は、2013年にヤクルトのバレンティン選手が打った60本、日本選手の最多記録は1964年に巨人の王貞治さんがマークした55本でした。その王さんの記録に、村上選手は今月13日、58年ぶりに並びました。

外国人選手では、近鉄のローズさんと西武のカブレラさんも55本をマークしています。

村上宗隆選手とは 今季は5打席連続ホームランも

ヤクルトの村上宗隆選手は熊本県出身の22歳。九州学院高校から平成30年にドラフト1位で入団した左バッターです。力強いバッティングが持ち味で、1年目は、シーズン終盤に初めて1軍に昇格してプロ初打席で初ホームランを打ちました。

そして2年目にはレギュラーに定着。36本のホームランを打ち、新人王に輝きました。3年目のおととしは全試合に4番で先発し、ホームランと打点でともにリーグ2位の成績をマークしたほか、最高出塁率のタイトルを獲得しました。

チームがリーグ優勝と日本一を果たした昨シーズンは、全143試合に4番で出場し、39本のホームランを打って初めてホームラン王に輝き、セ・リーグMVPにも選ばれました。

また、東京オリンピックにも出場して、日本代表の悲願の金メダル獲得に貢献しました。

5年目の今シーズンも不動の4番として開幕からホームランを量産し、6月から先月にかけては3か月連続で月間MVPを受賞。

中でも22歳6か月で迎えた先月は、▽5打席連続ホームラン、▽史上最年少での通算150号ホームランといったプロ野球記録をマークしました。

シーズン終盤の今月も好調を維持し、
▽2日に史上最年少でホームランが50号に到達。
▽13日に日本選手で最多となる55号を打ち、王貞治さんに並んでいました。

今シーズンの成績は15日時点で、いずれもリーグトップとなる打率3割3分7厘、ホームラン55本、132打点を挙げています。

ホームラン数に応じてふるさと熊本に寄付

村上選手は高校2年生だった2016年、熊本地震を経験しました。
当時のことを「思い出すのも嫌なくらいの出来事でした。少しでも誰かの力になれる選手になりたい」と振り返り、被災地に思いを寄せ続けています。

2020年のシーズンからは、ホームラン数に応じて熊本城の復興に向けて寄付を行っています。

去年12月には、熊本県民に大きな夢を与えた個人などを表彰する「くまもと夢づくり賞」が贈られ、贈呈式のあと村上選手は「熊本の皆さんに少しでも元気を与えられているのかなと思うので、しっかり結果を残して活躍したい」などと話していました。

スポンサーも期待 1億円の家プレゼントも

ヤクルトのスポンサーで東京に本社を置く総合不動産会社は、村上選手が56号以降のホームランを本拠地の神宮球場で打ったら1億円の家をプレゼントすると今月4日に発表しました。

オープンハウス広報宣伝部の計屋晴香さんは村上選手が56号を打つことへの期待について「野球を知らない人が野球を見るきっかけになる存在だと思う。どんどん記録を伸ばしてもらいたいと思います」と話していました。

家をプレゼントすることになればシーズンオフに村上選手と話し合う予定で、神宮球場に通いやすい渋谷区や新宿区、港区のマンションなどを勧めようと考えているということです。

ヤクルトは神宮球場で今月22日から最終戦の10月3日まで7試合が予定されていて、村上選手が本拠地で記録を塗り替え1億円の家も手にするのか、注目されます。

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