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Friday, September 16, 2022

【北の富士コラム】大関、横綱の黒星はある程度は予想も…正代と照ノ富士の奮起を願う - 中日新聞

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琴ノ若(左)が押し出しで正代を破る

琴ノ若(左)が押し出しで正代を破る

◇15日 大相撲秋場所5日目(両国国技館)

 5日目の土俵も波乱が起きた。正代が負けたのは弱いから負けているだけで、取り立てて波乱、番狂わせとは言わない。照ノ富士も玉鷲の押しにいいところなく敗れたが、ある程度は予想されていたので驚くにはあたらないが、一応大関、横綱が負けたとあって場内は騒然となった。

 正代は無気力そのもので先場所のような立ち直りは、期待はとても無理だろう。照ノ富士は相当に体調が悪いようだ。残りの10日間、果たして体が持つか心配である。正代は6日目の相手は明生。今の正代には、明生の当たりはとても受けきれまい。

 両力士とも場所後にそれぞれ昇進パーティーを控えているし、負け越しや休場はとても許されない状況になってしまった。他人ごとながら同情を禁じ得ない。私も招待状をいただいているので楽しみにしていたが、心配になってきた。何とか2人の奮起を願うばかりである。

 特に正代には何とか勝ち越してほしいのだ。熊本ラーメンは届いたが、馬刺しが遅れている。おまえさんが負け続けると私の食生活も苦しくなる。もし勝ち越したら私も祝儀を奮発しようではないか。

 御嶽海は宇良を落ち着いて下したが、まだ心配は残る。上位陣で頑張っているのは貴景勝と豊昇龍だけ。下位では王鵬と北勝富士が5連勝。高安も1敗はしているが相撲内容は充実している。優勝を占うにはまだ早いが、これからも二転三転するか予想もつかない。

 平戸海は2連敗。水戸龍に、立ち合いにうまくごまかされ、当たりを止められたが、相手のことは考えすぎないこと、自分の相撲を取りきることが大事である。熱海富士は豊山に対し、気後れすることなく堂々と攻め勝った。一気に入幕を狙うが良い。

 今日はラジオ放送だったが室温が低くてぞくぞく寒けがする。腹も減っています。帰宅すると、もつ鍋が送られてきていた。台所からうまそうなにおいがしています。どうも原稿に気持ちが入りません。

 すみません。食い気にはかないません。明日から頑張ります。

(元横綱)

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