第2次岡田政権が始動-。阪神は15日、来季新監督に球団OBの岡田彰布氏(64)が就任することを正式に発表した。近日中に就任会見が行われる予定。
岡田氏は04年から阪神の指揮官を務め、05年のリーグ優勝を含む5年間で4度のAクラス入りを実現させた。経験、実績、知名度と申し分なく、15年ぶりの現場復帰でチーム再建を託された。18年ぶりのV奪還へ向けた第一声に注目だ。
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クライマックスシリーズファイナル敗退から一夜明けた午後6時、「岡田新監督就任」が球団から正式に発表された。阪神では15年ぶりの現場復帰。オリックスを含めると自身3度目の指揮官着任。猛虎復活、そして第1次政権でリーグ優勝に導いた05年以来18年ぶりのV奪取へ向け、「岡田阪神」が始動する。
明確な課題をどのような形で立て直していくのか。得点力不足が露呈した攻撃陣は、球団ワースト記録を66年ぶりに更新するシーズン26度の完封負けを喫するなど、貧打拙攻が目立った。守備面も5年連続12球団ワースト今季レギュラーシーズンで86失策。14日のヤクルトとのCSファイナルステージ第3戦でも適時失策を連発。最後まで守乱が足を引っ張った。すでにコーチ陣を一新するなど手を打ち始めており、抜本的な改革に期待が高まる。
今季両リーグトップの防御率2・67を記録した投手陣にも厳しい目を向けている。13日のヤクルト戦でラジオ解説を務めた際に、昨季まで絶対的守護神を務めた助っ人右腕の名を挙げ「結局スアレス(現パドレス)の穴が埋まらなかった。それがこの成績に終わった一番の要因」と分析。借金を10個作ったリリーフ陣に対して「勝負どころで打たれてる」と厳しく指摘。「今の野球は6、7回以降の同点から2点ビハインド当たりで投げるピッチャーがものすごい大事」と改革の一端をのぞかせていた。
近日中にも就任会見が行われる予定。2年契約を結ぶことが判明している新指揮官の、改革へ向けた1発目の所信表明に、V奪回を期待する全国の虎党が熱視線を送ることだろう。会見後は監督として“初仕事”となる20日のドラフト会議にも参戦する予定だ。現役で日本一、指揮官でリーグ優勝を知る「勝てる監督」の第2章が、いよいよ幕を開ける。【古財稜明】
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