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Friday, February 12, 2021

ロコ・ソラーレ日本代表&連覇王手 北海道銀行倒す - ニッカンスポーツ

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<カーリング:全農日本選手権>◇第6日◇13日◇北海道・稚内市みどりスポーツパーク◇女子プレーオフ

18年平昌五輪(オリンピック)銅メダルのロコ・ソラーレが、日本代表に王手をかけた。1次リーグを6戦全勝のトップ通過。プレーオフで同2位北海道銀行に9-4で勝利。14日の決勝に進出を決めた。

スキップ藤沢五月(29)は「負けないで、決勝に進めたのは自信を持っていきたい。前半はアイスを読むのに苦しんだが、しっかり我慢できた」と話した。

試合は、第3エンド(E)にスキップ藤沢が最後の石で相手のNO1、NO2を動かして、一気に3点を獲得。「3Eは『あ、ダメかな』と思ったけど、夕湖(セカンド鈴木)のスイープで持ってこられた」と感謝。試合の主導権を握った。もぐもぐタイムで果物を食べてから、後半戦はさらにペースアップ。第7Eから3連続で得点して一気に突き放した。

藤沢は、決勝に向けて「相手どうこうよりも自分たちがいかにアイスを読んでショットを決められるか。我慢をするメンタルでやっていく」と話した。

敗れた北海道銀行は、午後の準決勝で、富士急を下した中部電力と対戦する。

同選手権は、北京五輪日本代表がかかっている。昨年優勝のコロ・ソラーレが連覇を達成すれば、日本代表に内定する。ロコ・ソラーレ以外のチームが優勝した場合は、あらためて日本代表決定戦を行う。

【ゲーム展開】

◆第1エンド(後攻はロコ・ソラーレ)

ロコ・ソラーレのスキップ藤沢が、最後の石をドローショットでしっかりとハウスの中央へ。NO1として、1点を獲得した。(ロ1-0北)

◆第2エンド(後攻は北海道銀行)

北海道銀行が、有利な後攻で2点をとった。吉村が複数得点のチャンスで迎えた最後の石で相手のNO1をはじき出し、投げた石もハウス内に残し逆転した。(ロ1-2北)

◆第3エンド(後攻はロコ・ソラーレ)

ロコ・ソラーレが大量3点。藤沢が苦しい場面で最後の石を迎えて、絶妙のタッチで投げて、相手の石を2個動かす。難しいショットを決めて、リードする。(ロ4-2北)

◆第4エンド(後攻は北海道銀行)

再び藤沢がみせた。ロコ・ソラーレ藤沢が1投目で相手のNO1に対して、難しいフリーズショット(石と石をくっつける)を完璧に決める。北海道銀行は有利な後攻だったが、展開を作れず1点止まりとなる。(ロ4-3北)

◆第5エンド(後攻はロコ・ソラーレ)

両軍ともにリード、セカンドで精度を欠いて攻撃の布石を作れず。ハウス内の石がゼロ(ブランクエンド)となって、0-0。(ロ4-3北)

◆ハーフタイム

もぐもぐタイムで、ロコ・ソラーレは車座になって果物を、北海道銀行も水分などを補給。

◆第6エンド(後攻はロコ・ソラーレ)

藤沢が最後の石でハウス中央にドローショットを狙うが、寄せきれず。北海道銀行が両軍合わせて初のスチール(不利な先行で得点)に成功。同点とした。(ロ4-4北)

◆第7エンド(後攻はロコ・ソラーレ)

ロコ・ソラーレのサード吉田知が1投目でダブルテークアウト!(石2個を同時にはじき出す)。相手スキップ吉村のミスを見逃さず、藤沢が相手のNO1をはじき出して2点を獲得。(ロ6-4北)

◆第8エンド(後攻は北海道銀行)

ロコ・ソラーレがNO1、2、3をとった形で、吉村が最後の石を投げる。相手の石に当てて角度を変えて、ハウス中央のNO1を押しだそうとしたが、勢いが足りず。ロコ・ソラーレがスチールで1点を獲得。(ロ7-4北)

◆第9エンド(後攻は北海道銀行)

藤沢が2投で相手の石を3個出した。吉村が最後の石でNO1を狙ってドローショットを繰り出した。しかし長くなって、ロコ・ソラーレがスチールで2点。北海道銀行がコンシード(相手の勝ちを認める)して試合は9―4で終了。

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