Pages

Wednesday, March 2, 2022

原英莉花の2022年を古閑美保が占う「ゴルフがヤンチャ!だけど磨けば可能性は大きい伸びしろ人間」 - e!Golf(イーゴルフ)

gentongempal.blogspot.com

◆国内女子プロゴルフ<ダイキンオーキッドレディス 3月3~6日 琉球ゴルフ倶楽部(沖縄県) 6590ヤード・パー72>

 ダイキンオーキッドレディス(3月3~6日、沖縄・琉球GC)で、まもなく開幕する2022年JLPGAツアー。11月末まで約9ヵ月間のツアーを、古閑美保さんと展望する。第5回は原英莉花。ツアーナンバーワンのドライビングディスタンス(平均257.26ヤード)を誇る“ジャンボ尾崎の秘蔵っ子“は、今年、どう成長するのか。

 日本女子オープンとJLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ。原英莉花は公式戦2勝の強さを見せた2020年から一転し、21年はなかなか勝てずに苦しんだ。

 始まりは故障だった。4月にギックリ腰になって以来、常に腰に不安を抱えて戦うことを余儀なくされた。トップ10入りもあるものの、時には予選を落ちることもある。そんな状況だった。

 ようやく優勝したのは、最終戦の1つ前、大王製紙エリエールレディス。「もう勝てないのかと思った」と、号泣したシーンは記憶に新しい。

 ツアー1、2の人気を誇る原について、古閑さんは「伸びしろの人間。まだまだ荒削りですが、華があってスター性があります」と、磨く余地が十分にあると評価する。

 武器となるドライバーショットは「ひどく曲がることもあるけど、飛距離が出る割にはドライバーがうまいな、という印象ですね」と言う。

 飛ばし屋ほど曲がった時のケガは大きい。原も大きく曲がることがないわけではない。しかし、総合的に見るとそれほどでもない。武器として十分に使い勝手がいいということになる。

 その一方で、荒削りなのは技術だけではないと古閑は見ている。

「ゴルフがヤンチャ。気持ちの部分が一定じゃない。プレーしていて、一人で暴れてしまうのが相手にも伝わっちゃう」と、苦笑する。

 人間味あふれる部分ではあるが、これが落ち着いて来れば、もっと結果につながるともいえる。

 優勝した大王製紙エリエールレディス最終日の17番パー5では、ティーショットがあわや右の池に入るか、というショットを放つも、80センチの差で助かった。残り214ヤードを7番ウッドで確実に2オンさせ、8メートルのパットはカップに吸い込まれるイーグル奪取。自然にガッツポーズが出た。

 結果的には2位に3打差をつける優勝となったが、どちらに転んでもおかしくない状況からのドラマチックな優勝だった。ツキを呼び込み、イーグルで見ている者を沸かせる。スターらしい華やかな勝ちっぷりは、原ならではのものだった。

「辛いシーズンでしたが、いろいろ経験できたシーズンでした」と振り返った原。オフには、その大切さが身にしみて分かった体のケアと、課題のフェアウェイキープ率(62.8816%=ツアー65位)を上げていくことに取り組んだ。

「技術的に足りないところはまだまだあるので、どんどん磨いていけば可能性は大きい。面白い選手です」と、古閑さん。今年もファンは、原のプレーを一喜一憂しながら楽しむことになるのだろう。師匠、ジャンボのプレーを手に汗握りながら見たのと同じように。

Adblock test (Why?)


からの記事と詳細 ( 原英莉花の2022年を古閑美保が占う「ゴルフがヤンチャ!だけど磨けば可能性は大きい伸びしろ人間」 - e!Golf(イーゴルフ) )
https://ift.tt/eoCwHDQ
スポーツ

No comments:

Post a Comment