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Sunday, March 13, 2022

試合中に泣いた大坂なおみ、2回戦敗退…「観客のヤジに悩まされた」 - スポーツ報知

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◇テニス BNPパリバ・オープン第4日(12日・米カリフォルニア州インディアンウェルズ)  ▽女子シングルス2回戦ベロニカ・クデルメトワ2(6―0、6―4)0大坂なおみ(フリー)

 女子シングルス2回戦で、大坂なおみ(フリー)は試合中、観客からのヤジに涙し動揺を隠せず敗れた。第21シードでロシア国籍のベロニカ・クデルメトワと対戦。第1セット立ち上がりのサービスゲームを落とすと、第2ゲーム開始前に女性客から「なおみ、最低!」と心無い罵声が飛んだ。大坂は主審に歩み寄り、「試合を止めて、観客を外へ出して」などと訴えたが認められず、試合は続行。0―2とされ、第3ゲームでサーブを打つ前に泣き出してしまった。

 第3ゲームもブレイクされ、0―3となった際の休憩中、主審が大会関係者を呼んで大坂と話す時間を設けた。大坂は涙をぬぐい、コートに戻ったが本調子とはほど遠く、第1セットを0―6で落とした。気持ちを奮い立たせ、大きな応援の声を背に第2セットを戦ったが、敗戦。試合後も涙を流した。

 試合後、敗者としては異例のコート上インタビューに泣きながら応じ「観客のヤジに悩まされた。ヤジを言われた時、映像で見たこの大会でのビーナスとセリーナ(ウィリアムズ姉妹が人種差別的なヤジを受けたこと)を思い浮かべてしまった。なぜだか分からないけれど、言われた言葉が何度も何度も頭の中で繰り返されてしまった」と話した。司会者は「観客の1人はヤジを言うかもしれないが、何千、何万人があなたを愛してる」と慰めた。

 相手のクデルメトワはロシア出身。ウクライナ侵攻によるロシア、ベラルーシへの制裁で、今大会は国旗、国名の表示が許されていない。大坂の前にインタビューを受け「タフな試合だった」と話し、大坂が話している最中もコートに残り、拍手を送っていた。

 世界ランキングが78位まで下がった大坂は1月の全豪オープン敗退後に休養をとり、今大会が約1か月半ぶりの復帰戦。18年に優勝した思い出の大会に、ノーシードで出場している。「これまで観客からは優勝してね、とか、決勝のチケットを持っているからそこで見たい、とか声を掛けられていたけれど、今回は楽しんでね、とだけ言われている。大きな違いには思えないかもしれないけれど、自分にとってはとても大きい」と、観客の変化を好意的に受け止めていた。思い出の場所で心温まる経験をした分、心ないヤジに激しく動揺し傷ついたようだ。

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