阪神キャンプ電撃訪問! 阪神と日本ハム、米大リーグでプレーした新庄剛志氏(49)が12日、古巣阪神の沖縄・宜野座キャンプを訪れた。キャンプ地のグラウンドに姿を現すのは、日本ハムに所属した06年2月27日の沖縄・名護キャンプの打ち上げ以来、15年ぶりとなる。

かねて「1度キャンプを見てみたい気持ちがあります」と語り、1月28日に都内でCMの新イメージキャラクター発表会に登場した際も、「2軍の選手がどんな練習をしているのかみたい」と興味を示していた。今回はTBSテレビの仕事で、希望が実現した。かつてプロ野球界を席巻した男が訪問先に選んだのは、89年ドラフト5位でプロ入りした阪神。当時のキャンプ地は高知・安芸市で、この日は沖縄で後輩たちを見守った。

06年に日本ハムで現役引退した新庄氏はその後、インドネシア・バリ島に生活拠点を置き、19年11月に突如、現役復帰を目指してトレーニングを開始した。昨年12月7日に参加した12球団合同トライアウトでは安打を放ったがオファーはなく、「いくつになっても挑戦する自分に悔いなし!」と15年ぶりの現役復帰を断念した。

外野手として10度のゴールデングラブ賞受賞。最近のインスタグラムでは、外野手の打球判断を身ぶり手ぶりで指導する動画をアップするなど「野球人」を強調している。16年ぶりの頂点を狙う阪神にとって、独特のオーラを放つ男の激励はこれ以上ない刺激剤となりそうだ。

なお、新庄氏は1月下旬の発表会では、プロ野球の監督について「やりたい気持ちはあります。ぐっちゃぐちゃにしてやろうと思って」と笑わせながらも「オファーが来る1年にしたい」と語っている。